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肺炎球菌ワクチンの必要性 2010/08/04

肺炎球菌ワクチン
日本人の死因の4番目が肺炎です。高齢者を中心に肺炎で亡くなる人は年間8万人に達します。 インフルエンザにかかった高齢者の1/4が細菌性肺炎になるとも言われています。 悪化が早い肺炎の場合は、治療薬の効果がでる前に死亡することが少なくありません。
70歳未満の市中肺炎の起炎菌はマイコプラズマという病原体が圧倒的に多く、肺炎球菌は2番目です。 しかし、70歳以上の市中肺炎の起炎菌は肺炎球菌が一番多く、インフルエンザ菌、嫌気性菌、緑膿菌と続きます。 また肺炎球菌が引き起こす主な病気としては肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症のほか、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などがあります。
「肺炎球菌ワクチン」は高齢者の肺炎の原因となる病原体のなかで、最も頻度の高い「肺炎球菌」という細菌を狙った予防ワクチンです。 当然ながら、肺炎球菌以外の微生物による肺炎の予防効果はありません。 さらにこのワクチンには「肺炎予防効果」とともに、肺炎球菌による「肺炎になっても軽症ですむ」、「抗生物質が効きやすい」などの効果もあります。 肺炎球菌には80種類以上の型がありますが、肺炎球菌ワクチン接種によりそのうちの23種類に対して免疫をつけることができます。これですべての肺炎球菌による肺炎の8割ぐらいに有効です。 高齢の慢性肺疾患患者にインフルエンザと肺炎の両ワクチンを接種すれば、入院を63%、死亡を81%減らすとの海外報告もあります。インフルエンザワクチンとの併用が望ましいとされています。
<安全性>
安全性は高いといわれ、重篤な副反応は極めてまれです。よくみられる副反応には、注射部位のかゆみ、疼痛、発赤、腫脹、軽い発熱、関節痛、筋肉痛などがあります。接種日から2日後にかけて腕の疼痛などの局所反応は2〜3%、筋肉痛、37.5度以上の発熱は10%以下です。多くは1〜3日で消失します
<対象>
1)65歳以上のすべての人
2) 2〜64歳 で以下の人
   慢性心疾患 、慢性肺疾患、糖尿病、鎌状赤血球症、脾臓摘出など
3) 2〜64歳 で以下の                       
   慢性肝疾患、脳脊髄漏、アルコール中毒
4) 2〜64歳 で以下の免疫能の低下した人
  HIV、白血病、リンパ腫、ホジキン病、多発性骨髄腫、慢性腎不全、ネフローゼ症候群、  
  免疫抑制化学療法(副腎皮質ステロイドなど)
<費用>
1)脾臓摘出の患者は保険適応があります。   
   そのほかの人は全額自費です。 
2)診察・説明代・消費税などすべて含めて総額   
   7500円で実施しています。