アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、色々な原因により、皮膚が痒くなったり、湿疹ができたり、皮膚が赤くなったりするアレルギーの病気です。痒みが強く夜寝られなくなることもあります。ダニ、ハウスダスト、花粉、食物などのアレルギーを引き起こす物質の増加、職場や家庭や学校のストレスなどの要因により、アレルギーを持つ人が急激に増加しています。

■原因
アトピー性皮膚炎の原因は、ダニやハウスダスト(ほこり)や食物などに対するアレルギーが関係しています。職場や家庭や学校のストレスなどの要因があります。

■症状
アトピー性皮膚炎の症状でよく見られるのは、皮膚の猛烈な痒みと湿疹です。アトピーの皮膚では、皮膚が乾燥しており、アレルゲンが侵入しやすくなっており、皮膚に痒みが生じ、皮膚をかくと角質の水分が失われて乾燥するという悪循環が起きます。

■検査
血液検査でダニやハウスダストや食物などの原因となっているアレルギー物質のIgE抗体の濃度を調べることによって、アレルギー反応による悪化の原因の見当をつけることができます。しかし、血液検査でIgE抗体が陽性でも必ずしも実際の皮膚炎の悪化につながっているとはかぎりません。

■診断基準
1)皮膚のかゆみ
2)特徴的日審
  左右対称、
3)慢性、反復性経過
  6か月以上持続する。

■治療
治療は薬物療法が中心になります。薬物療法には外用薬と内服薬があり、通常は組み合わせて使用します。

■外用薬
塗り薬は、ステロイドを使用するのが一般的です。すぐれた抗炎症作用を持つ薬で、過剰な免疫反応を抑えてくれます。ステロイドに対する誤った情報がありますが、患者さんの症状に応じて使い分ければ、効果的な治療ができます。
免疫調整剤であるタクロリムスの外用(プロトピック)があり、好酸球の浸潤や活性化を抑制します。特に顔面、頸部の症状に有用性が認められています。この薬は、分子量が大きく、正常な皮膚からは吸収されにくいので、病状はよくなると吸収が悪くなります。また
さらに、乾燥を改善するためにスキンケアが必要です。

■スキンケアの要点
1)皮膚の清潔(毎日の入浴、シャワー)
*汚れは速やかに落とす。あまりこすらない。
*温度に注意する。
2)皮膚の保湿
*入浴後、保湿剤を塗布する。
3)その他
*新しい肌着は使用する前に水洗いする。
*爪を切る、なるべくかかないようにする。

■プロアクテイブ療法
最近はアトピー性皮膚炎が軽快した後も外用薬(プロトピック)を週に2-3回塗布することで再燃を防ぐ療法である。

■フィンガーチップ・ユニット
ステロイド外用薬の使用量のわかりやすい目安である。
一指し指の先から第一関節に乗る量の事で、0.5gに相当し、手のひら2枚に塗る適量である。

■内用薬
アトピー性皮膚炎は、痒みを改善するために、抗ヒスタミン薬や 抗アレルギー薬の内服を投与します。また、痒みのために眠れない方には睡眠薬を投与します。
さらに、ストレスが多い方には精神安定剤を投与します。

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