2015年12月16日 水曜日

パニック障害の治療で新宿の心療内科に通院

パニック障害は突然の息苦しさや過呼吸にはじまり、激しい動悸や頻脈・発汗などが起きる症状です。パニック発作は通常は10~20分程度、長くても1時間ぐらいで鎮まります。しかし何度も繰り返すと、「また発作が起きるのではないか」という不安に怯えて、ますます発作が頻発するようになります。これが「予期不安」という症状です。また人前で発作が起きると逃げられないとか、恥ずかしいとかいう気持ちから、「広場恐怖」の症状へ進行することもあります。

パニック発作・予期不安・広場恐怖と病状が進むにつれ、患者は外出するのが嫌になり、引きこもったりうつ病になったりして、生活の質を大きく低下させます。ただしパニック発作だけなら、健康な人でも約1割は経験したことがあると言われています。パニック障害は性格や気の持ちようと考えられがちですが、最近では脳の病気であるという見方が一般的です。新宿の心療内科では、精神と肉体の両方の側面から診療を行なっています。

パニック障害の原因ははっきりとは分かっていませんが、脳内ホルモンの影響が示唆されています。不安を引き起こすノルアドレナリンと、その作用を抑えるセロトニンのバランスが乱れることにより、パニックが起こりやすくなると考えられます。これに過労やストレスなどの要因が加わったとき、パニック障害が発症する可能性が高くなります。またカフェインも原因のひとつです。適度な飲酒は症状を抑えますが、度が過ぎると悪化させるので要注意です。

新宿のクリニックも含めて、一般にパニック障害の治療には、心理療法と薬物療法を用います。心理療法は不安を自ら緩和する訓練を行ないますが、即効性はありません。薬物療法にはSSRI、抗不安薬、三環系抗うつ薬などが使用されます。ベンゾジアゼピン系抗不安薬は即効性はありますが、依存性があるという問題もあります。SSRIは少しずつ量を増やし、効き目が現れたら少しずつ減らしていくという使い方をします。

SSRIは自分の判断で服用を中止すると、強い副作用が出る場合があります。新宿の心療内科へ通院する場合も、必ず医師の指示に従って、適切な量を服用することが大切です。パニック障害は日本人の約1%が発病していますが、医療機関を受診しない患者の数も多く、悩んでいる人はもっと多いと考えられています。決して恥ずかしい病気ではないので、症状が現れたら迷わず医師に相談するようにしましょう。

投稿者 寺尾クリニカ

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