高血圧

高血圧

高血圧診断の基準値は、最高血圧が130mmHg以上、最低血圧が85mmHg以上とされています。
高血圧の状態でも自覚症状がないため受診しない方もいますが、そのまま放置すれば血管自体に圧力が加えられ続けるため、血管が損傷することに繋がります。そして血管の状態が悪化すれば心筋梗塞や脳梗塞などのより重い症状を誘発する可能性が出てきます。

高血圧の原因
ほとんどの高血圧が原因不明で、本態性高血圧とよばれています。これには、脂肪や塩分の摂り過ぎ、過剰なアルコール摂取、喫煙、運動不足、ホルモン、遺伝性などが関与しています。

高血圧の症状
はっきりとした自覚症状がないため、自身では気づかないことが多い疾患です。頭重感や肩こり、動悸などの自覚できる症状が起きるときもあるため、身体に異常を感じたら受診をすることが大切です。

高血圧の検査
1) 血圧測定
2) 心電図検査
3) 胸部Xp
4) 血液検査

高血圧の合併症
動脈硬化の影響で心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳卒中、腎不全が引き起こされます。

高血圧の治療法
薬物療法、食事療法、運動療法を組み合わせます。薬物療法としては血圧を下げる降圧剤を服用します。非常に多くの薬剤があるため、患者さんの体質や重症度に応じて選択します。程度の軽い人であれば、食事療法や運動療法を中心に行ないます。食事療法の中心となるのは減塩および減量です。日常の食事のメニューでは減塩と減量を心がけ、なるべく素材を活かした料理に切り替えます。運動療法では、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を30分から1時間、一日置きでも継続していくことが必要です。

高血圧の予後
程度によっては、食事療法と運動療法を継続することで血圧が正常値に戻ることがあります。そして、高血圧を防ぐ食事の習慣と生活スタイルを維持することで、薬を服用しなくても問題なく日常生活を送ることが出来ます。

高血圧の日常生活の注意点
1 )食塩の摂り過ぎを控える
塩分過多の食事を摂ると、血液中にナトリウムがたまり、ナトリウム濃度を調節するために血流量が増え、それに伴い血圧が上がります。1日6g未満が目標です。
2 )高カロリーの食べ物を控え、肥満を防ぐ
肥満になることは心臓及び血管に負担をかけてしまうことがわかりまる。したがって、高血圧改善のためにはカロリー摂取に気をつけて生活する必要があります。
3 )過度のアルコール摂取を避ける
アルコールを飲み過ぎると血圧を上昇させることになります。
日本酒なら1合、ビールは中ビン1本、ウイスキーはシングル2杯
4 )ストレスを軽減する
ストレスが発生すると、交感神経が緊張状態になり、血管の収縮を引き起こし、その結果、血圧が高い状態が続いてしまいます。
5 )有酸素運動をする
有酸素運動は血行促進効果があり、心肺機能向上に繋がり、適度なカロリー消費にもなり、肥満の防止にも効果的です。また、成長ホルモンが増加し動脈硬化予防になります。
6 )禁煙する
ニコチンが血圧を上げる働きがあり、また、COが動脈硬化の原因となりなすので、禁煙が必要です。

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