寺尾クリニカブログ

2021年8月18日 水曜日

ワクチン接種の追加が必要である。

新型コロナウイルスのワクチンは、接種後どれくらいの期間、効果が持続するのか。世界中でウイルスの変異株による感染が拡大し、3回目の追加接種の必要性が議論されるなか、米ファイザーと独ビオンテック両社は7月28日、共同で開発したワクチンの効力についてデータを公表しました。
それによれば、接種後6カ月間全体の発症予防効果は91%であり、同期間の重症化予防効果は97%と極めて高いことが分かりました。
一方、2回目の接種から2カ月間の96%をピークに発症予防効果は徐々に低下し、4か月後は90%、半年後は84%となると公表しました。
我が国の色々な施設でいわれていますが、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種後1週間位でS抗体値がピークになり30日位で半分位になるといわれています。
従って、S抗体値が低下して発症予防効果がなくなる前に3回目の接種が必要になると考えます。

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2021年8月 9日 月曜日

コロナウイルスのラムダ株について

 ペルーはコロナウイルス感染者数が200万人を超え、死者数は20万人であり、人口10万人当たりの死者数約600人は世界最多です。昨年8月、ペルーで見つかったラムダ株の感染が広がっています。今年4月以降のペルーでのコロナウイルス感染者の81%がラムダ株です。アルゼンチンやチリでも3割を占め、米国、ドイツ、イスラエルなど南米以外でもラムダ株が確認されており、現時点で29カ国に広がっています。
 WHO(世界保健機関)は感染力の強さに加え、体内にある抗体は侵入したウイルスを確認できず、ブロックできない可能性があると指摘しています。つまりワクチンの効果がかなり低下すると考えられます。WHOはラムダ株を「注目すべき変異株」(VOI)に指定しました。厚労省もWHOの指定を伝えています。しかし、厚労省はこの点に関してまだあまり重要視していないようです。現在オリンピックは閉会しましたが、パラリンピックが開催されるとなると、ラムダ株が今後増加する可能性がありますので注意が必要だと思います。
 

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2021年8月 1日 日曜日

コロナウイルスのPCR検査陽性率が急増

7月のコロナウイルスのPCR検査陽性率は60%でした。
先週は毎日陽性者が出現しており、多い日は4人中4人陽性でした。
年齢は19歳から26歳がほとんどでした。
前回、東京の感染者は4000人と予想しましたが、今後は6000から8000人ぐらいにまで増加する可能性があります。
現在、ワクチンが不足しており、人の流れも減少していない、また夏休みで国内、国外の旅行に出かげることが増加しているからです。
さらに、変異株(デルタ株)が増加しており、デルタ株の感染力の強さは凄いことです。
また、ワクチン接種により産生される抗体が、デルタ株にどれだけ効果あるかです。
海外(イギリスなど)においても、ワクチン2回接種しているのに感染者が増加しているという現実があります。
やはり、ワクチンだけではなく、基礎的な感染対策が必要です。

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