寺尾クリニカブログ
2024年9月24日 火曜日
地域包括診療加算について
当院では
1)健康相談、予防接種に係る相談を実施しています。
2)介護支援専門員および相談支援専門委員からの相談に適切に対応することが可能です。
3)患者の状態に応じ、28非以上の長期の投薬を行うこと又はリフイル処方箋を交付することが可能です。
1)健康相談、予防接種に係る相談を実施しています。
2)介護支援専門員および相談支援専門委員からの相談に適切に対応することが可能です。
3)患者の状態に応じ、28非以上の長期の投薬を行うこと又はリフイル処方箋を交付することが可能です。
投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL
2024年9月12日 木曜日
長引く咳には注意してください。
呼吸器内科で一番多いのは長引く咳を主訴に来院する方です。
咳の持続期間の目安としては、3週間以上8週間未満を遷延性咳嗽、8週間以上を慢性咳嗽と定義します。
この様な咳を鑑別する主な検査は、次のものです。
①血液検査:白血球数とCRPで、炎症の有無、アレルギーの関与などが分かります。
②喀痰検査:喀痰を伴う時には、喀痰の培養や細胞診を行い、肺結核症や肺癌などを鑑別します。
③胸部写真:肺結核症、肺癌、COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)、間質性肺炎、肺炎などを鑑別します。
④呼吸機能検査:気道狭窄の有無などを調べる検査であり、咳喘息、気管支喘息、COPDなどの診断に役立ちます。
外来で多く経験する病気の一つに咳喘息があります。喘鳴(ぜーぜー)や呼吸困難を伴わない長引く咳嗽が主な症状です。
特徴としては、咳は夜間から明け方に悪化することが多く、成人では女性に多い傾向にあります。
風邪、冷気、運動、喫煙、温度差、花粉、ストレスなどが誘引となります。
治療は、吸入ステロイドが基本です。予後は、成人では約30%が喘息に移行し、再発する事が多いです。
最近はマイコプラズマ気気管支炎(肺炎)が流行っています。
発熱、倦怠感、頭痛、咳が主な症状です。
咳は熱が下がっても3-4週間持続します。
多くは小児や若い方に多いですが、成人にも発症します。
5-10%未満で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症が起きます。
さらに、忘れさられた病気として肺結核症があります。
発熱、咳、痰、倦怠感、体重減少がありますが、進行すると血痰や喀血があります。
日本では、結核罹患率が欧米と比較すると最近は低下してきましたが高いです。
これは、結核に罹患した高齢者が免疫が低下して発症する事と海外(結核高蔓延国)から来日する外国人が多いことが要因です。
咳が長引いたら放置しないで病院を受診してください。
咳の持続期間の目安としては、3週間以上8週間未満を遷延性咳嗽、8週間以上を慢性咳嗽と定義します。
この様な咳を鑑別する主な検査は、次のものです。
①血液検査:白血球数とCRPで、炎症の有無、アレルギーの関与などが分かります。
②喀痰検査:喀痰を伴う時には、喀痰の培養や細胞診を行い、肺結核症や肺癌などを鑑別します。
③胸部写真:肺結核症、肺癌、COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)、間質性肺炎、肺炎などを鑑別します。
④呼吸機能検査:気道狭窄の有無などを調べる検査であり、咳喘息、気管支喘息、COPDなどの診断に役立ちます。
外来で多く経験する病気の一つに咳喘息があります。喘鳴(ぜーぜー)や呼吸困難を伴わない長引く咳嗽が主な症状です。
特徴としては、咳は夜間から明け方に悪化することが多く、成人では女性に多い傾向にあります。
風邪、冷気、運動、喫煙、温度差、花粉、ストレスなどが誘引となります。
治療は、吸入ステロイドが基本です。予後は、成人では約30%が喘息に移行し、再発する事が多いです。
最近はマイコプラズマ気気管支炎(肺炎)が流行っています。
発熱、倦怠感、頭痛、咳が主な症状です。
咳は熱が下がっても3-4週間持続します。
多くは小児や若い方に多いですが、成人にも発症します。
5-10%未満で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症が起きます。
さらに、忘れさられた病気として肺結核症があります。
発熱、咳、痰、倦怠感、体重減少がありますが、進行すると血痰や喀血があります。
日本では、結核罹患率が欧米と比較すると最近は低下してきましたが高いです。
これは、結核に罹患した高齢者が免疫が低下して発症する事と海外(結核高蔓延国)から来日する外国人が多いことが要因です。
咳が長引いたら放置しないで病院を受診してください。
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2024年9月 6日 金曜日
COVID-19の罹患後症状
COVID-19の罹患後症状(いわゆる後遺症)は、COVID-19に罹患した後に、感染性は消失したにもかかわらず、他に原因が明らかでなく、罹患してすぐの時期から持続する症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じる症状の全般をさしています。
WHOは、「post COVID-19 condition(long COVID)」として、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ、少なくとも2ヵ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものである。通常はCOVID-19の発症から3ヵ月経った時点にもみられる」 としています。
症状は色々ありますが、治療に関しては明確なものはなく、患者さん一人一人の症状に耳を傾け、精神的な対応も含めて症状を改善するように医師は努めてゆく必要があります。
WHOは、「post COVID-19 condition(long COVID)」として、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ、少なくとも2ヵ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものである。通常はCOVID-19の発症から3ヵ月経った時点にもみられる」 としています。
症状は色々ありますが、治療に関しては明確なものはなく、患者さん一人一人の症状に耳を傾け、精神的な対応も含めて症状を改善するように医師は努めてゆく必要があります。
投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL
2024年9月 5日 木曜日
喫煙率は低下している
厚生労働省の喫煙に関する調査を示しますのでご覧ください。
厚生労働省は、おととし(2022年)、全国の20歳以上の男女およそ5000人を対象に生活習慣などを調査しました。
このうち、たばこを習慣的に吸っている人の割合は、男性が24.8%、女性が6.2%で、男女を合わせた喫煙率は14.8%となりました。
これは今の方法で調査を始めた2003年以降で最も低く、10年間で男性は9.3ポイント、女性は2.8ポイント、男女全体では5.9ポイント、それぞれ低下しました。
また、たばこを吸っている人の中で喫煙をやめたいと思う人は、男性が21.7%、女性は36.1%でした。
このほか、過去1か月に他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」を経験した人は、遊技場で8.3%と前回2019年の調査と比べて18.8ポイント減ったほか、飲食店は14.8%と前回より14.8ポイント、職場は18.7%と前回より7.4ポイント減りました。
喫煙率が低下したのは喜ばしい事ですが、JTがまだタバコを製造、販売していることが納得できません。日本での需要が低下しおり、9割近くが海外に輸出しています。最近、JTがアメリカのタバコ会社を買収したというNEWSを読みました。国が本気で喫煙率をへらし、国民の健康の事を考えるなら、JTのこのような事を認めるのはおかしいと思います。喫煙率がさらに減少すれば、癌を含め多くの疾患が減少し、医療費も減少してゆくと思います。
厚生労働省は、おととし(2022年)、全国の20歳以上の男女およそ5000人を対象に生活習慣などを調査しました。
このうち、たばこを習慣的に吸っている人の割合は、男性が24.8%、女性が6.2%で、男女を合わせた喫煙率は14.8%となりました。
これは今の方法で調査を始めた2003年以降で最も低く、10年間で男性は9.3ポイント、女性は2.8ポイント、男女全体では5.9ポイント、それぞれ低下しました。
また、たばこを吸っている人の中で喫煙をやめたいと思う人は、男性が21.7%、女性は36.1%でした。
このほか、過去1か月に他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」を経験した人は、遊技場で8.3%と前回2019年の調査と比べて18.8ポイント減ったほか、飲食店は14.8%と前回より14.8ポイント、職場は18.7%と前回より7.4ポイント減りました。
喫煙率が低下したのは喜ばしい事ですが、JTがまだタバコを製造、販売していることが納得できません。日本での需要が低下しおり、9割近くが海外に輸出しています。最近、JTがアメリカのタバコ会社を買収したというNEWSを読みました。国が本気で喫煙率をへらし、国民の健康の事を考えるなら、JTのこのような事を認めるのはおかしいと思います。喫煙率がさらに減少すれば、癌を含め多くの疾患が減少し、医療費も減少してゆくと思います。
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