寺尾クリニカブログ

2025年5月25日 日曜日

発展途上国で発生しやすい感染症が日本でも多い

エイズ、結核、マラリア、破傷風、はしか、ポリオなどの感染症は発展途上国に多いです。発展途上国は、経済的に貧しく、医療整備が遅れており、教育レベルの低さなどにより医療情報や知識が少ないなどの理由でこれらの病気が多く、流行しやすいです。
しかし、日本において、エイズと結核はほかの先進国に比較するとかなり多いです。
国の医療体制の低さ、甘さがありますが、また国民の危機感の欠如もおおいに問題です。これは、他の分野においても危機感の欠如が問題であります。
エイズは人免疫不全ウイルス(HIV)が血液や体液を介して、人から人に感染する病気です。
日本では、経済的に先進国なみであり、大学進学率が高く情報や知識も多いと思いますが、社会全体の関心が低く感染予防を真剣に考えている人が少ないからだと思います。
現在日本人は結核に関する知識の低さ、危機感の欠如が著しいと思います。
日本の結核患者数は2022年には1万人を超えており、世界のTOP10に入っています。とても先進国とは言えません。
結核は昔の病気ではありません。日本の高齢者は結核の既往歴のある人が多く、高齢になり免疫が低下して結核を発症する人が多いですが、最近は海外から結核に罹患した学生や就労者が入ってきて、日本人が結核に罹患することが多いです。
このことに関しては、国はもっと国民の健康を守るために、入国に際して厳格なる感染予防体制をとるべきだと思います。
若い医師は結核の患者を診察したこともなく、レントゲンを見たこともないので、結核を見逃す可能性もありますので、結核に対する研修を十分に行う必要があります。
また、国民一人一人もしっかり感染予防(手洗い、うがい、マスクの着用など)をしなければならないと思います。
コロナ感染から経験した事、学んだ事を生かして、国民一人一人が感染予防を常に行うようにすれば感染症は減ってくると考えます。


投稿者 寺尾クリニカ

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