寺尾クリニカブログ
2016年4月17日 日曜日
覚せい剤は人格を破壊する。
覚醒剤とは、脳内でドーパミンを過剰に放出し、中枢神経を興奮させるものです。覚醒アミン(メタンフェタミン)という成分を乱用すると、恐ろしい覚醒剤中毒が始まります。覚醒剤の成分が中枢神経や脳を侵し、幻聴や妄想をもたらします。身体への影響は、手足の震えなどといった症状として現われますが、いったんこういった症状が出ればもう治療することもできないと言われています。使用を止め、完全に治ったと思われても、ほんの小さなことがキッカケとなって、これらの症状が再発するフラッシュバックという現象が引き起こされる恐ろしい薬物なのです。精神錯乱は激しく、たとえばビルの屋上から飛び下りたり、暴力事件などを引き起こすことも度々です。神経細胞が損傷すると治すことはできず、完全に回復する事はなく幻覚や妄想が起きて、統合失調症のような状態になります。まさに、覚せい剤は、人格を破壊する物であり、人生が終わってしまいます。
投稿者 寺尾クリニカ