寺尾クリニカブログ

2025年12月20日 土曜日

最近のスマホに対する知見

##1. 脳の「物理的な変化」:スマホ認知症の進行
• 脳が常にスマホから答えを即座に得ることに慣れると、前頭前野の血流が低下し、情報を深く処理しなくなる「脳のサボり」が常態化します。
•  30代〜40代でも「昨日の食事が思い出せない」「漢字が書けない」といった、認知症に似た症状(認知失敗)が増加しており、これが「一時的な疲労」ではなく「脳の機能低下」です。

##2. 「スマホをそばに置くだけ」で認知能力が下がる
最新の研究では驚くべきことが証明されました。スマホを使っていなくても、視界に入っているだけ(あるいはポケットにあるだけ)で集中力が低下することが、より詳細に証明されています。
脳は「通知が来るかもしれない」「スマホがある」ということを無意識に監視し続けるため、現在取り組んでいるタスクに割ける脳の容量が減少します(ブレイン・ドレイン現象)。

##3. 年齢による「正反対の効果」
2025年に発表されたNature関連の研究などでは、スマホ使用の影響が年代によって全く異なるという興味深い結果が出ています。
• 若年層(10代〜20代): 過度なSNS使用(特に受動的なスクロール)は、抑うつや社会的引きこもりのリスクを1.6倍に高めることが統計的に確認されています。
• 高齢層(50代以上): 意外なことに、スマホやインターネットの適度な利用は、認知機能の低下を約58%抑制するという結果が出ています。情報を能動的に探したり、誰かと交流したりすることが、脳への良い刺激になるためです。

【結論】最新の対策:キーワードは「能動的」か「受動的」か
最新の研究が教えてくれるのは、「スマホを捨てること」ではなく「主導権を取り戻すこと」です。 あなたは今日、スマホに「使われて」いませんか?それとも「使いこなして」いますか?
最近のスマホに対する知見
##1. 脳の「物理的な変化」:スマホ認知症の進行
• 脳が常にスマホから答えを即座に得ることに慣れると、前頭前野の血流が低下し、情報を深く処理しなくなる「脳のサボり」が常態化します。
•  30代〜40代でも「昨日の食事が思い出せない」「漢字が書けない」といった、認知症に似た症状(認知失敗)が増加しており、これが「一時的な疲労」ではなく「脳の機能低下」です 。

##2. 「スマホをそばに置くだけ」で認知能力が下がる
最新の研究では驚くべきことが証明されました。スマホを使っていなくても、視界に入っているだけ(あるいはポケットにあるだけ)で集中力が低下することが、より詳細に証明されています。
脳は「通知が来るかもしれない」「スマホがある」ということを無意識に監視し続けるため、現在取り組んでいるタスクに割ける脳の容量が減少します(ブレイン・ドレイン現象)。

##3. 年齢による「正反対の効果」
2025年に発表されたNature関連の研究などでは、スマホ使用の影響が年代によって全く異なるという興味深い結果が出ています。
• 若年層(10代〜20代): 過度なSNS使用(特に受動的なスクロール)は、抑うつや社会的引きこもりのリスクを1.6倍に高めることが統計的に確認されています。
• 高齢層(50代以上): 意外なことに、スマホやインターネットの適度な利用は、認知機能の低下を約58%抑制するという結果が出ています。情報を能動的に探したり、誰かと交流したりすることが、脳への良い刺激になるためです。

【結論】最新の対策:キーワードは「能動的」か「受動的」か
最新の研究が教えてくれるのは、「スマホを捨てること」ではなく「主導権を取り戻すこと」です。
あなたは今日、スマホに「使われて」いませんか?それとも「使いこなして」いますか?

投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月14日 日曜日

認知症と脳萎縮の関係性(認知症の予防は生活習慣の改善と脳の活性化)

1. アルツハイマー病における明確な関連
認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症(AD)においては、脳の萎縮は非常に特徴的で重要な所見です。
特に海馬(かいば)の萎縮: ADでは、記憶を司る海馬と呼ばれる部位が、病気の初期段階から特に強く萎縮することがMRIで確認されます。

2. 加齢による萎縮と認知症の非明確性
問題が複雑になるのは、脳の萎縮は加齢に伴い誰にでも起こる自然な現象でもあるという点です。
• 萎縮があっても認知機能が正常なケース: 軽度から中等度の脳萎縮が見られても、日常生活に支障をきたすほどの認知機能障害(すなわち「認知症」)に至っていない人は多くいます。
• 脳の予備力(認知予備力): 教育年数が長い、脳を活発に使っている、健康的な生活習慣を送っているなど、認知予備力が高い人は、脳の萎縮が進行していても認知機能が保たれやすいことが研究で示されています。

結論
高齢になっても、脳を活性化にし、適度な運動を行い、十分な睡眠をとり、バランスの良い食事をし、健康を保つことが認知症の予防に繋がります。
不明なことがある方はご連絡下さい。生活習慣が乱れている方も生活習慣を改善すれば、認知症は予防できますよ。

投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月11日 木曜日

体調の悪化は、環境に合わないサインです、障害者枠での不当労働に悩む方のとるべき行動

 最近、外来に糖尿病の患者さんが再診で来院されました。随分前から糖尿病の治療をしていますが、体重が減らず、血糖値、HbA1cが増加してますので食事指導を行いました。
お話を聴くとストレスを解消するために、我慢できずに過食するようでした。この患者さんは精神的な疾患があり障害者手帳があり、障害者枠で仕事をしています。
さらにお話を聞くとと、障害者枠なのに、一般の人と同等あるいはそれ以上の仕事をさせられでいることがストレスになり、つい過食になるということでした。
暫くして、パニック状態になり、興奮して大きな声で泣き始めました。
その時は他の患者さんが居なかったので良かったのですが、ここまでストレスが蓄積されていたのかと感じました。
私が、精神科の主治医ではないので、内科の医師としてなにができるか考え、いろいろ調べたところハロ-ワ-クに相談するのが一番であると考え、翌日ご本人にその旨を電話で伝えました。
今回のような事はあまり表に出てこないで、もみ消されているのではないかと思います。
そこで、弱い立場にある障害者の方がどのように対応すれば良いのかを示しますので、参考にして下さい。
まず、決してご自分を責めないで、我慢しないで、冷静に行動することです。
次に、ご自分のストレスになる要因を客観的に記録しておくことです。いつ、とこで、どのような業務で、その時精神的にどうであったのかなどを記録しておくと良いと思います。
そして、雇用条件との違いがあるかどうかを再認識する必要があります。
さらに、ハローワーク、地域障害者職業センタ-、主治医、労働基準監督署などに協力してもらい、業務内容の改善を要望することが出来ます。
このような手順で業務内容の改善を行うことで、ストレスが軽減し、それに伴い生活習慣が改善し、心身共に健康になり、自分らしい人生を送れると考えます。
不当な労働に悩まれている障害者のみなさん、泣き寝入りせず、悩まず、専門の人の力を借りて、ご自分の権利を確かなものにして健康を取り戻しましょう。


投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月 8日 月曜日

スマホ老眼に注意して下さい

スマホ老眼は、本当の老眼(加齢でレンズが硬くなる現象)とは異なり、目の筋肉が一時的に痙攣したり、疲労で動かなくなったりしている状態です。しかし、これが続くと本当の老眼が早まる可能性は否定できません。

スマホが目を酷使するメカニズム
スマホによる目の疲労は、主に以下の2つの要素で説明されます。
A. 調節痙攣(調節緊張)
科学的根拠: 近く(特に30cm未満)を長時間見るとき、目の中の毛様体筋は緊張し続けます。この筋肉が緊張しすぎてロックされた状態が「調節痙攣」です。
その結果、 遠くを見ようとしても、筋肉が緩まないため、ピントが近くに固定されてしまい、遠くのものがぼやけます。これは近視の状態が一時的に強くなっているとも言えます。
B. ドライアイの悪化
画面を集中して見つめることで、瞬きの回数が極端に減少します(通常1分間に20回程度が、スマホ操作中は5回程度に減少するとの報告もあります)。
その結果、涙が蒸発しやすくなり、目の表面(角膜・結膜)が乾燥します。乾燥は、目の疲労感やピント調節機能の低下をさらに悪化させます。

医師からのアドバイス
① 20-20-20ルール
毛様体筋の緊張を定期的に緩和するために、 20分近くを見たら、20秒間*20フィート(約6メートル)以上遠くを見る。
温める(温罨法)
目の周りのマイボーム腺の詰まりを解消し、質の良い涙の分泌を促します。また、目の周りの血行を良くし、毛様体筋や周囲の筋肉の疲労回復を早めます。
そのために、 蒸しタオルなどで目元を5〜10分温める。特に就寝前が効果的です。
ブルーライトの影響を減らす
ブルーライトはエネルギーが高く、網膜への影響が懸念されます。また、睡眠を促すメラトニン分泌を抑制するため、夜間の使用は睡眠の質を低下させ、結果的に体全体の疲労(眼精疲労の悪化)につながります。
そのために、寝る1~2時間前はスマホやPCの使用を控えるか、ナイトモード/ブルーライトカット機能を必ず使用しましょう。

投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月 6日 土曜日

不安・不眠・過食の連鎖を断ち切る!体を動かして心と健康を取り戻す3つのステップ

はじめに:あなたの不調は「動かない時間」が多すぎるサインかもしれません
仕事の残業、ご自身の病気、将来の不安が頭の中がいっぱいになり、夜眠れない、ついお酒や食べ物に手が伸びてしまうことはありませんか?
私たちは、不安やストレスを抱えると、不眠、過食、過度な飲酒といった不健康な行動に走り、それが高血圧や糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を招く悪循環に陥ります。
その根本原因の一つは、「デスクワークや考え事に時間を取られすぎ、体を動かしていない」という、生活のバランスの悪さにあります。健康は「心」と「体」のバランスで成り立っています。

ステップ1:体を動かして「脳」を休ませる
脳が疲れているときこそ、意識的に体を動かし、脳を休ませる時間を作りましょう。これは、薬に頼る前にできる、最も効果的なストレス解消法です。
「疲労」を「安らぎ」に変える活動
ウォーキングの習慣化: 一駅分歩く、早足で30分散歩するなど、少し息が上がる程度の活動を意識的に取り入れましょう。外の空気は気分転換になり、脳内のストレス物質の排出を助けます。
ジムやスポーツへの投資: 決まった曜日に体を動かす時間(ジム、水泳、ヨガなど)を作ることは、仕事のストレスを物理的に断ち切る強力な手段です。
デスクワーカー中の運動: エレベーターではなく階段を使う、席を立って簡単なストレッチをするなど、「動く習慣」を日常生活に組み込みましょう。
体を疲れさせることで夜の深い睡眠(熟睡が得られやすくなり、ストレスホルモンの分泌が減り、不安を軽減するセロトニンの分泌が高まります。

ステップ2:眠前の「グルグル思考」を止める仕組みを作る
体が疲れていても、脳が「仕事モード」のままでは眠れません。意志力ではなく、環境や簡単な行動で脳をリラックスモードに切り替えましょう。
1. スマホの「物理的封印」
眠る1時間前になったら、スマホやタブレットを寝室の外や、手の届かない場所(リビングなど)に置いてしまいましょう。視界に入れないことが、「考える時間」を奪う最も簡単な方法です。
2. 5分で終わる不安のメモ書き
完璧に書こうとせず、頭に浮かんだ心配事をメモ帳に箇条書きで5行だけ書き出して終わりにして、続きは明日朝にと宣言する。これにより、脳が「もう記録したから大丈夫」と認識し、リラックスしやすくなります。

ステップ3:薬は「サポーター」と考える
睡眠導入剤は、心と体が疲れきっている時に、休息を取るための大切なサポーターです。医師の指導通りに服用し、まずはしっかりと眠ることを優先しましょう。
薬に頼りながらも、ステップ1と2の習慣を身につけることで、最終的に薬に頼らなくても眠れる状態を目指します。

まとめ:あなた一人で抱え込まないでください
不安や生活習慣の乱れは、個人の努力不足ではなく、社会全体の「動かない時間」が多すぎる構造的な問題であると考えます。
だからこそ、あなた自身が体を動かし、生活のバランス(デスクワークと体を動かすこと)を取り戻すことが、ストレスを軽減し睡眠がとれるようになり、生活習慣病の改善や予防に繋がります。
睡眠剤などはあくまで、一時的に体を休ませるための頼れるサポーターです。しかし、薬を減らしていくためには、運動と心の習慣を変えることが不可欠です。
当院では、心と体の両面からあなたの健康をサポートします。
セルフケアが難しいと感じたら、遠慮なくご相談ください。


投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

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