寺尾クリニカブログ

2025年6月 3日 火曜日

生活習慣病

生活習慣病とは、食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣に関係して発症する病気のことを指します。栄養バランスの悪い食生活や不健康な生活習慣が長く続いた場合には、内臓に脂肪が蓄積して生活習慣病を発症してしまうと考えられます。
3大生活習慣病は、がん(悪性新生物)、心疾患(急性心筋梗塞、狭心症、心不全など)、脳血管疾患(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血など)です。
厚生労働省の「令和2年(2020年)人口動態統計」によると、がん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患の3つで死因の約50%を占めています。2023年の統計では、がん死亡数は38万人(男22万人、女26万人)で、内訳は胃がん、大腸がん、肺がんが多いです。
また、3大生活習慣病に、高血圧性疾患(高血圧症、高血圧性心不全など)、糖尿病、肝疾患(肝硬変、肝炎、脂肪肝など)、腎疾患(尿管結石、慢性腎不全、腎盂炎など)を加えたものを7大生活習慣病といい、さらに、膵疾患(慢性膵炎など)を加えたものを8大生活習慣病といいます。
生活習慣病の予防、治療は、生活習慣の改善が必要です。運動習慣をつけること、食生活の改善、禁煙、減酒を行い、最後に内服する事です。

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2025年6月 1日 日曜日

大人の突然死に注意してください。

大人の突然死は、健康に見えていた人が予兆なく急に亡くなるケースを指します。主な原因として、心臓疾患、脳血管障害、呼吸器疾患などが考えられます。 
特に、40代・50代の働き盛りの男性に多く深夜に発生しやすい傾向があります。また環境の変化や精神的なストレスが影響している可能性があります。
突然死の前兆としては、胸の痛み、疲労感、倦怠感、息切れ、肩こり、手足のしびれ、食欲不振などの症状が報告されています。
予防のためには、健診を受けて生活習慣病があれば治療管理が必要です。
呼吸器疾患の中では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は突然死のリスクを高めることが知られています。
特に重症例は健康人に比較して死亡率が2.6倍であると報告されています。
さらに、中等度以上の患者の4割が10年後に死亡すると報告されています。
中等度以上の患者は30-40%を占めています。
日本人は欧米人に比べて肥満度が低くても顔面骨格が小さく気道が狭くなる事が影響していると考えられています。
SASは睡眠中に低酸素血症になるため交感神経が緊張して高血圧になり、心臓疾患(心筋梗塞、不整脈など)や脳血管障害に至りやすいと考えられます。
SASは、いびき、無呼吸、昼の眠気、倦怠感などがありますので、このような症状がある場合には医療機関(呼吸器科)を受診して突然死を予防するようにして下さい。

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2025年5月25日 日曜日

発展途上国で発生しやすい感染症が日本でも多い

エイズ、結核、マラリア、破傷風、はしか、ポリオなどの感染症は発展途上国に多いです。発展途上国は、経済的に貧しく、医療整備が遅れており、教育レベルの低さなどにより医療情報や知識が少ないなどの理由でこれらの病気が多く、流行しやすいです。
しかし、日本において、エイズと結核はほかの先進国に比較するとかなり多いです。
国の医療体制の低さ、甘さがありますが、また国民の危機感の欠如もおおいに問題です。これは、他の分野においても危機感の欠如が問題であります。
エイズは人免疫不全ウイルス(HIV)が血液や体液を介して、人から人に感染する病気です。
日本では、経済的に先進国なみであり、大学進学率が高く情報や知識も多いと思いますが、社会全体の関心が低く感染予防を真剣に考えている人が少ないからだと思います。
現在日本人は結核に関する知識の低さ、危機感の欠如が著しいと思います。
日本の結核患者数は2022年には1万人を超えており、世界のTOP10に入っています。とても先進国とは言えません。
結核は昔の病気ではありません。日本の高齢者は結核の既往歴のある人が多く、高齢になり免疫が低下して結核を発症する人が多いですが、最近は海外から結核に罹患した学生や就労者が入ってきて、日本人が結核に罹患することが多いです。
このことに関しては、国はもっと国民の健康を守るために、入国に際して厳格なる感染予防体制をとるべきだと思います。
若い医師は結核の患者を診察したこともなく、レントゲンを見たこともないので、結核を見逃す可能性もありますので、結核に対する研修を十分に行う必要があります。
また、国民一人一人もしっかり感染予防(手洗い、うがい、マスクの着用など)をしなければならないと思います。
コロナ感染から経験した事、学んだ事を生かして、国民一人一人が感染予防を常に行うようにすれば感染症は減ってくると考えます。

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2025年5月 1日 木曜日

睡眠時無呼吸症候群の方が増えています

最近、睡眠時無呼吸症候群の方が多いです。
この疾患は睡眠中に無呼吸を繰り返すことにより、高血圧、脳血管障害、心筋梗塞などの疾患を合併します。
突然死の要因にもなるといわれております。
症状としては、いびき、夜間頻尿、日中の眠気、起床時の頭痛などがあり、社会生活や日常生活に支障をきたします。
成人男性の約3-7%、女性の2-5%にみられます。
この疾患が疑われる場合には携帯型装置による簡易検査や睡眠ポリグラフ検査(PSG)にて睡眠中の呼吸状態を評価を行います。
PSGにて、1時間あたりの無呼吸と低呼吸をあわせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上であり、かつ症状を伴う場合に睡眠時無呼吸症候群と診断します。
重症度は、AHIが5-15を軽症、15-30を中等症、30以上を重症とします。
AHIが20以上」で日中の眠気などを伴う場合は、経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP)が標準的治療になります。
この治療は保険診療となりなす。
CPAPはマスクを介して持続的に空気を送り、狭窄した気道を広げる治療です。
この疾患は早期発見が大切なので、日中の眠気などの症状がある方はご連絡下さい。

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2025年5月 1日 木曜日

連休中の診療について

今年のゴールデンW中の診療は、3日は午前中は診療致します。
それ以外は暦どうりでございます・
寒暖差があり、体調を崩される方がおられますので。ご注意下さい。

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