寺尾クリニカブログ
2026年3月 5日 木曜日
花粉症は気道全体の危機かもしれません。
花粉症が「危険」とされる点には、無意識の不快感を超えて、身体の健康、日常生活の質、さらには将来的な疾患リスクに至るまで広範囲に多角的な問題が含まれます。
1. 認知機能と社会生活への深刻な影響
花粉症の症状は、目に見える鼻水やくしゃみだけでなく、個人のパフォーマンスを著しく低下させます。
学力・記憶力の低下:研究調査により、花粉症は学力、成績、記憶力の低下を予測することが指摘されていますこれは特に受験生や学生にとって大きな問題です。
労働効率の低下:仕事や家事の効率が大幅に低下し、社会経済的にも大きな損失となります。
生活の質の低下:睡眠障害を伴うことも多く、日中の集中力欠如や倦怠感に直結します。
2.喘息など他の呼吸器疾患への発展
アレルギー性鼻炎を放置することは、呼吸器全体の健康を損なうリスクがあります。
喘息の発症リスク:アレルギー性鼻炎は、将来の喘息発症の独立した危険因子であることが示されています。
One Airway , One sick:鼻(上気道)の炎症は肺(下気道)の疾患と強く関連しており、気道全体が脆弱になる危険性があります。
3. 食物アレルギーの合併
特定の花粉症を持つことで、これまで食べられていた生の果物や野菜に対してアレルギー反応が出るようになる危険があります。
花粉食物アレルギー症候群:花粉アレルゲンと構造が似た食物(トマト、リンゴ、モモ、メロン)などを食べた際、口の中のかゆみや腫れが起こります。
豆乳による重篤な反応:シラカンバ花粉症の人が豆乳を摂取した際、強いアレルギー症状が出ることが報告されており注意が必要です。
4. 有害物質の一瞬による炎症
昨年の研究で、花粉症特有の鼻粘膜の状態が、環境リスクを高めることが判明しました。
重金属(鉛・スズ)の滞留:花粉症患者は鼻粘膜のムチン(粘液)が増加しているため、大気汚染物質(PM2.5)に含まれる鉛やスズが鼻腔内に留まりやすい状態にあります。
症状の増悪:侵入したこれらの物質がさらに病状を悪化させます。
5. 自然治癒の困難さと治療のリスク
自然治癒はほぼ期待できない:過去20年の調査で、花粉症が放置されて治ることはほとんどないことがわかっています。
自己治療の危険:市販の血管収縮剤入り点鼻薬を使いすぎると、かなり鼻粘膜が腫れ、逆に慢性的な鼻閉を引き起こす、薬剤性鼻炎が発症するリスクがあります。
このように、花粉症は早期に正しい治療を行わなければ、重症化や合併症、学習・仕事能力の低下といった深刻な事態が起こりますので、注意が必要です。
市販の薬の治療効果がなければ、すぐに医療機関を受診してください。
1. 認知機能と社会生活への深刻な影響
花粉症の症状は、目に見える鼻水やくしゃみだけでなく、個人のパフォーマンスを著しく低下させます。
学力・記憶力の低下:研究調査により、花粉症は学力、成績、記憶力の低下を予測することが指摘されていますこれは特に受験生や学生にとって大きな問題です。
労働効率の低下:仕事や家事の効率が大幅に低下し、社会経済的にも大きな損失となります。
生活の質の低下:睡眠障害を伴うことも多く、日中の集中力欠如や倦怠感に直結します。
2.喘息など他の呼吸器疾患への発展
アレルギー性鼻炎を放置することは、呼吸器全体の健康を損なうリスクがあります。
喘息の発症リスク:アレルギー性鼻炎は、将来の喘息発症の独立した危険因子であることが示されています。
One Airway , One sick:鼻(上気道)の炎症は肺(下気道)の疾患と強く関連しており、気道全体が脆弱になる危険性があります。
3. 食物アレルギーの合併
特定の花粉症を持つことで、これまで食べられていた生の果物や野菜に対してアレルギー反応が出るようになる危険があります。
花粉食物アレルギー症候群:花粉アレルゲンと構造が似た食物(トマト、リンゴ、モモ、メロン)などを食べた際、口の中のかゆみや腫れが起こります。
豆乳による重篤な反応:シラカンバ花粉症の人が豆乳を摂取した際、強いアレルギー症状が出ることが報告されており注意が必要です。
4. 有害物質の一瞬による炎症
昨年の研究で、花粉症特有の鼻粘膜の状態が、環境リスクを高めることが判明しました。
重金属(鉛・スズ)の滞留:花粉症患者は鼻粘膜のムチン(粘液)が増加しているため、大気汚染物質(PM2.5)に含まれる鉛やスズが鼻腔内に留まりやすい状態にあります。
症状の増悪:侵入したこれらの物質がさらに病状を悪化させます。
5. 自然治癒の困難さと治療のリスク
自然治癒はほぼ期待できない:過去20年の調査で、花粉症が放置されて治ることはほとんどないことがわかっています。
自己治療の危険:市販の血管収縮剤入り点鼻薬を使いすぎると、かなり鼻粘膜が腫れ、逆に慢性的な鼻閉を引き起こす、薬剤性鼻炎が発症するリスクがあります。
このように、花粉症は早期に正しい治療を行わなければ、重症化や合併症、学習・仕事能力の低下といった深刻な事態が起こりますので、注意が必要です。
市販の薬の治療効果がなければ、すぐに医療機関を受診してください。
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2026年2月28日 土曜日
マンジャロが変える予防医学
最近、外来で「マンジャロ」という薬への関心が非常に高まっているのを感じます。本来は糖尿病の治療薬ですが、肥満症に対しても劇的な効果を示し、今後、予防医学に大きな役目を果たすと考えられます。しかし、色々な問題がありますので、検討が必要だと思います。
1. 「自分を抑えられない」のは脳が要因
糖尿の患者さんや肥満の方に、「食べるのは我慢できないですか」とよく質問するのですが「食べるのを我慢できない」「ついつい手が伸びる」と皆さん答えます。これは意志が弱いのではなく、脳内の報酬系やホルモンバランスという、遺伝的な「要因」の影響が極めて大きいのです。 マンジャロに含まれるGLP-1とGIPという物質のダブル作用にて、脳の満腹中枢を刺激し、食欲を抑えます。その結果、食欲が低下して、体重が低下し、糖尿病の方は血糖が低下します。
2. 究極の予防医学の薬
肥満は、生活主観病の原因であり、さらには、様々な癌、認知症アルツハイマー型認知症、血管性認知症)、脳血管障害、睡眠時無呼吸症候群などの疾患の引き金です。
当院でも、マンジャロで体重がへることにより、血糖だけでなく、中性脂肪や悪玉コレステロ-ルが低下し、血圧も低下する患者さんが多いです。しかも、精神的なストレスが軽減しています。これは、肥満による自己否定感がなくなるためだと思います。
3. 自由診療だけど自律ある行動を
マンジャロは、本来は保険診療では、2型糖尿病の治療薬ですが糖尿病の治療ではなく、痩せるために、美容外科や、ネットで自費買い求めることが流行っています。美容外科では、医師がどこまで知識があり、患者さんに副作用などについて説明をしているかは不明です。患者さんが個人購入するのは危険極まりないです。当院に通院している、病院の看護婦さんがマンジャロを注射して、気分が悪くなり救急車で何人も運ばれてくると度々言ってます。さらに、本来の目的(糖尿病)のための薬が不足する事態もおきました。国(厚生労働省)の管理責任が問われると思います。海外から個人輸入したり、フリマアプリで購入するのはやめて下さい。
4.マンジャロの特徴(副作用に注意))
*週1回の自己注射で、お腹や太ももに注射します。
*副作用:吐き気、嘔吐、下痢、便秘、筋肉の低下、疲労感、消化不良など
*重大な副作用:急性膵炎 胆のう炎、胆石症、腸閉塞など
*急にやめるとリバウンドが起きますので、薬を注射している時に、食事管理も十分行う事が大切です。つまり、薬に頼り過ぎることはダメです。
5.まとめ
マンジャロは、食欲が抑えられない方にとってはとても良いくすりです。しかし、重大な副作用がありますので、医師の管理のもとで使用して下さい。フリマアプリなどで購入するのはやめてください。また、この薬を用いる肥満の基準が明確に示されていないなどの問題がありますので検討が必要だと思います。
病的な肥満の方には、自費診療をしております。
もし、お悩みがある方はご連絡下さい。
院長 寺尾
1. 「自分を抑えられない」のは脳が要因
糖尿の患者さんや肥満の方に、「食べるのは我慢できないですか」とよく質問するのですが「食べるのを我慢できない」「ついつい手が伸びる」と皆さん答えます。これは意志が弱いのではなく、脳内の報酬系やホルモンバランスという、遺伝的な「要因」の影響が極めて大きいのです。 マンジャロに含まれるGLP-1とGIPという物質のダブル作用にて、脳の満腹中枢を刺激し、食欲を抑えます。その結果、食欲が低下して、体重が低下し、糖尿病の方は血糖が低下します。
2. 究極の予防医学の薬
肥満は、生活主観病の原因であり、さらには、様々な癌、認知症アルツハイマー型認知症、血管性認知症)、脳血管障害、睡眠時無呼吸症候群などの疾患の引き金です。
当院でも、マンジャロで体重がへることにより、血糖だけでなく、中性脂肪や悪玉コレステロ-ルが低下し、血圧も低下する患者さんが多いです。しかも、精神的なストレスが軽減しています。これは、肥満による自己否定感がなくなるためだと思います。
3. 自由診療だけど自律ある行動を
マンジャロは、本来は保険診療では、2型糖尿病の治療薬ですが糖尿病の治療ではなく、痩せるために、美容外科や、ネットで自費買い求めることが流行っています。美容外科では、医師がどこまで知識があり、患者さんに副作用などについて説明をしているかは不明です。患者さんが個人購入するのは危険極まりないです。当院に通院している、病院の看護婦さんがマンジャロを注射して、気分が悪くなり救急車で何人も運ばれてくると度々言ってます。さらに、本来の目的(糖尿病)のための薬が不足する事態もおきました。国(厚生労働省)の管理責任が問われると思います。海外から個人輸入したり、フリマアプリで購入するのはやめて下さい。
4.マンジャロの特徴(副作用に注意))
*週1回の自己注射で、お腹や太ももに注射します。
*副作用:吐き気、嘔吐、下痢、便秘、筋肉の低下、疲労感、消化不良など
*重大な副作用:急性膵炎 胆のう炎、胆石症、腸閉塞など
*急にやめるとリバウンドが起きますので、薬を注射している時に、食事管理も十分行う事が大切です。つまり、薬に頼り過ぎることはダメです。
5.まとめ
マンジャロは、食欲が抑えられない方にとってはとても良いくすりです。しかし、重大な副作用がありますので、医師の管理のもとで使用して下さい。フリマアプリなどで購入するのはやめてください。また、この薬を用いる肥満の基準が明確に示されていないなどの問題がありますので検討が必要だと思います。
病的な肥満の方には、自費診療をしております。
もし、お悩みがある方はご連絡下さい。
院長 寺尾
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2026年2月25日 水曜日
重症花粉症の方には朗報です
今年は、花粉症の症状が強く、生活に支障を来たす方が多いです。
当院では、重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の方にゾレアをいう注射をお勧め致します。
条件は
1)アレルギ-検査(血液検査)でスギ花粉抗原に対する血清特異的抗体がクラス3以上。
2)季節性アレルギ-性鼻炎の治療を1週間以上行い、効果が不十分であった。
3)12歳以上で、血清総IgE濃度が30-1,500IU/ml。
4)体重が20-150Kgの範囲。
重症花粉症
くしゃみまたは鼻をかむ回数が11から20回 または鼻つまりの程度が強くかなりの時間を口呼吸で過ごしているという方です。
もうすでに、注射をして、効果が出ている方が増えています。
費用
薬処方、検査、診察料、注射 ゾレア1本:合計で1万円以下です。
詳しいことはご連絡下さい。
当院では、重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の方にゾレアをいう注射をお勧め致します。
条件は
1)アレルギ-検査(血液検査)でスギ花粉抗原に対する血清特異的抗体がクラス3以上。
2)季節性アレルギ-性鼻炎の治療を1週間以上行い、効果が不十分であった。
3)12歳以上で、血清総IgE濃度が30-1,500IU/ml。
4)体重が20-150Kgの範囲。
重症花粉症
くしゃみまたは鼻をかむ回数が11から20回 または鼻つまりの程度が強くかなりの時間を口呼吸で過ごしているという方です。
もうすでに、注射をして、効果が出ている方が増えています。
費用
薬処方、検査、診察料、注射 ゾレア1本:合計で1万円以下です。
詳しいことはご連絡下さい。
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2026年2月24日 火曜日
若年性アルツハイマー型認知症:90%は生活習慣が要因で回避可能。
若年性アルツハイマー型認知症は、65歳未満で発症するアルツハイマー病は若年性認知症の原因疾患として最も頻度が高いものです。
アルツハイマー病と比較して、遺伝による問題が強く、進行が早く、非典型的な症状が現れやすいという特徴があります。年齢は50歳代に多いとさています。
現状と特徴をまとめます。
1. 日本における現状と疫学
•最大の原因疾患:日本の最新調査(2017~2019年度)によると、若年性認知症全体の52.6%をアルツハイマー型が認めています。
日本全体で若年性認知症者は約3.57万人推計されており、その過半数がこの疾患です。
•診断精度の向上:前回調査(2006~2008年度)では脳血管性認知症が最も多いですが、現在はアルツハイマー型が最も多くなっています。これは、社会的な認知度の向上や、医療機関による診断精度の向上が背景にあると考えられています。
2. 原因と遺伝の背景
•若年性アルツハイマー病は強い遺伝的要素を持つことが多く、10%で遺伝子が受け継がれると50%の確率で発症します。
・残りの90%は、喫煙、過度な飲酒、生活習慣病、運動不足、睡眠不足、頭部外傷などが要因です。
・また、精神的にストレスを溜めたり、落ち込みやすかったり、社交性に乏しいなどの性格も要因です。
3. 症状の特徴:典型例と非典型例
若年性の場合、高齢者とは異なる症状の現れ方をすることがあります。
•典型的な症状:初期症状の66.6%は「もの忘れ」ですが、同時に仕事や家事でのミス(38.8%)も目立ちます。
•非典型的な症状:(約37.5%):記憶障害以外に、視覚障害(眼は健康だが見え方がおかしい、ゆがんで見える)、空間認知障害(物との距離感がつかめない)などがあります。
・うつ病との混同:20-30%が「うつ状態」を呈するため、働き盛りのストレスや更年期障害、精神疾患と誤って診断される事が多々あります。
4. 社会・経済への影響
働き盛りの世代で発症するため、社会生活に支障を来たします。
•就労の失敗:発症時には約6割が働いていますが、診断後にはその約7割が退職をしています。
•家計の困難:当面収入が減少したと感じる家庭は約6割に上り、主な収入源が障害年金や生活保護に切り替わることが多いのが現状です。
•家族の負担:子育てや親の介護を同時に世代であるため、ご家族や子供さんにかかる精神的・経済的負担は計り知れません。
5. 治療
現在、内服が承認されていますが、これらは症状を一時的に緩和するものであり、進行を止める根本治療法はまだ確立されていません。
若年性アルツハイマー型認知症は、早期発見に適切なサポート(若年性認知症支援コーディネーターの活用など)を受ける事が、ご本人とご家族の生活を守るために重要です。
6.対策と予後
ご本人は認めたくないと思いますが、ご家族が異変に気が付いたら、すぐに若年性アルツハイマー型認知症の専門医を受診して下さい。
空間認知障害があり、物の位置、距離の認識が困難で交通事故にあう事、転倒、骨折が多く、進行が早く寿命が短いです。平均寿命は10-15年位です。
7.予防
若年性アルツハイマー型認知症は、10%は遺伝子で回避できないです、しかし、90%はあなたの喫煙、飲酒、食事、運動さらに気持ち次第です。残酷な未来を回避するのは、あなたの自律です。ご家族のためにも手遅れになる前に生活習慣を改善しましょう。
アルツハイマー病と比較して、遺伝による問題が強く、進行が早く、非典型的な症状が現れやすいという特徴があります。年齢は50歳代に多いとさています。
現状と特徴をまとめます。
1. 日本における現状と疫学
•最大の原因疾患:日本の最新調査(2017~2019年度)によると、若年性認知症全体の52.6%をアルツハイマー型が認めています。
日本全体で若年性認知症者は約3.57万人推計されており、その過半数がこの疾患です。
•診断精度の向上:前回調査(2006~2008年度)では脳血管性認知症が最も多いですが、現在はアルツハイマー型が最も多くなっています。これは、社会的な認知度の向上や、医療機関による診断精度の向上が背景にあると考えられています。
2. 原因と遺伝の背景
•若年性アルツハイマー病は強い遺伝的要素を持つことが多く、10%で遺伝子が受け継がれると50%の確率で発症します。
・残りの90%は、喫煙、過度な飲酒、生活習慣病、運動不足、睡眠不足、頭部外傷などが要因です。
・また、精神的にストレスを溜めたり、落ち込みやすかったり、社交性に乏しいなどの性格も要因です。
3. 症状の特徴:典型例と非典型例
若年性の場合、高齢者とは異なる症状の現れ方をすることがあります。
•典型的な症状:初期症状の66.6%は「もの忘れ」ですが、同時に仕事や家事でのミス(38.8%)も目立ちます。
•非典型的な症状:(約37.5%):記憶障害以外に、視覚障害(眼は健康だが見え方がおかしい、ゆがんで見える)、空間認知障害(物との距離感がつかめない)などがあります。
・うつ病との混同:20-30%が「うつ状態」を呈するため、働き盛りのストレスや更年期障害、精神疾患と誤って診断される事が多々あります。
4. 社会・経済への影響
働き盛りの世代で発症するため、社会生活に支障を来たします。
•就労の失敗:発症時には約6割が働いていますが、診断後にはその約7割が退職をしています。
•家計の困難:当面収入が減少したと感じる家庭は約6割に上り、主な収入源が障害年金や生活保護に切り替わることが多いのが現状です。
•家族の負担:子育てや親の介護を同時に世代であるため、ご家族や子供さんにかかる精神的・経済的負担は計り知れません。
5. 治療
現在、内服が承認されていますが、これらは症状を一時的に緩和するものであり、進行を止める根本治療法はまだ確立されていません。
若年性アルツハイマー型認知症は、早期発見に適切なサポート(若年性認知症支援コーディネーターの活用など)を受ける事が、ご本人とご家族の生活を守るために重要です。
6.対策と予後
ご本人は認めたくないと思いますが、ご家族が異変に気が付いたら、すぐに若年性アルツハイマー型認知症の専門医を受診して下さい。
空間認知障害があり、物の位置、距離の認識が困難で交通事故にあう事、転倒、骨折が多く、進行が早く寿命が短いです。平均寿命は10-15年位です。
7.予防
若年性アルツハイマー型認知症は、10%は遺伝子で回避できないです、しかし、90%はあなたの喫煙、飲酒、食事、運動さらに気持ち次第です。残酷な未来を回避するのは、あなたの自律です。ご家族のためにも手遅れになる前に生活習慣を改善しましょう。
投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL
2026年2月22日 日曜日
HPVワクチンの推奨の一時停止が国民に与えたもの
私は、ほとんどTVは見ないのですが、先日、たまたまHPVワクチンのCMを見ました。
今回、予防医療が必要だと考え、またこの空白の時期により被害を被る女性の事を思いブログを書きました。
国が、積極的なヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの推奨を停止したことで、日本国民のワクチンに対する信頼は著しく低下し、世界的に見てもワクチンへの信頼度は最低レベルとなっています。
今回の停止の影響は以下のように現れています。
1)国民の信頼の崩壊
2013年に厚生労働省がHPVワクチンの積極的な推奨を停止するという決定は、副作用の可能性が報告されたことを受けて、国民のワクチンへの信頼の低下の主な原因として挙げられています。
世界五大医学雑誌「ランセット」に掲載された主要な調査によると、ワクチンに対する認識に関して日本は世界で最も低いランクにあることがわかりました。
*ワクチンが安全だと考える日本人の回答者はわずか8.9%。
*ワクチンが有効だと考える日本人はわずか14.7%。
2)公衆衛生への「波及効果」
HPVワクチンをめぐる論争によって生じた不信感は、もはや孤立したものではなく、麻疹ワクチンなど他の定期予防接種への信頼にも悪影響を及ぼす「波及効果」を生み出しています。
ワクチンに対する一般的な信頼の低下は、日本における麻疹などの予防可能な病気の再発生と関連していると思います。
3)証拠に基づく政策の弱点
推奨の停止は、科学的証拠に基づいてワクチン政策を策定するための強力なメカニズムの欠如を示していると思います。
日本の政策決定は、客観的なデータに基づいて長期的な利益とリスクを比較検討するのではなく、一時的なメディア主導の世論や社会的な圧力に大きく影響されることが多いと思います。
ワクチンの有効性と安全性を裏付ける国内外の広範な証拠が蓄積されているにもかかわらず、政府は積極的推奨の停止を何年も続け、HPVワクチン接種率は今も低いです。
2022年4月に再開しましたが、2025年9月時点で全体の接種率は26.1%で、2025年5月時点で高校1年生女子の初回接種率は41.9%でした。一方、オーストラリアやイギリス、北欧においては80-90%の接種率です。
この遅れは酷いものです。
その結果、先進国においては、子宮頸がんの罹患数は減少傾向にありますが、日本においては、逆に増加傾向であり30歳代以下の女性に増加しています。
子宮頸がんの死亡数は毎年2,800人から3,000人ですが2000年から2003年生まれは年間4,000人に増加すると予想されています。
これは大阪大学などの研究チームがランセントに示した一日3人の死亡数が増えるという推計から割り出しています。
当院ではワクチン接種を希望されるのは、ほとんどが外国人(中国人、韓国人)で日本人はいません。最近半年は、HPVワクチン接種を希望する人は全くいない状況です。
4)個人の健康リテラシーへの影響
推奨の停止により、情報が積極的に提供されない文化が生まれ、国民は自主的にデータを探す必要があります。
多くの人が当局からの積極的な情報を得られないので、気づかないうちにワクチン接種の最適な時期を逃してしまいます。
私は、厚生労働省に、HPVワクチンの副反応などについて電話で問い合わせたことがありますが、検討中であるという返答でした。役に立ちません。
情報を隠蔽していると思います。
COVID-19の時も隠蔽だらけです。
5)終わりに
国民からの信頼を回復するには、国は、本気で国民が必要としている医療情報を素早く、正確に提供することが望まれます。また、今回の停止で、今後多くの若い女性が癌に苦しみ、命を亡くすと予想されます。
国は、この事実を深く受けとめ、国民の命を守ることに全力で努め、国民が健やかに生活できるようにしてもらいたいです。もっと働いてもらいたいです。
今回、予防医療が必要だと考え、またこの空白の時期により被害を被る女性の事を思いブログを書きました。
国が、積極的なヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの推奨を停止したことで、日本国民のワクチンに対する信頼は著しく低下し、世界的に見てもワクチンへの信頼度は最低レベルとなっています。
今回の停止の影響は以下のように現れています。
1)国民の信頼の崩壊
2013年に厚生労働省がHPVワクチンの積極的な推奨を停止するという決定は、副作用の可能性が報告されたことを受けて、国民のワクチンへの信頼の低下の主な原因として挙げられています。
世界五大医学雑誌「ランセット」に掲載された主要な調査によると、ワクチンに対する認識に関して日本は世界で最も低いランクにあることがわかりました。
*ワクチンが安全だと考える日本人の回答者はわずか8.9%。
*ワクチンが有効だと考える日本人はわずか14.7%。
2)公衆衛生への「波及効果」
HPVワクチンをめぐる論争によって生じた不信感は、もはや孤立したものではなく、麻疹ワクチンなど他の定期予防接種への信頼にも悪影響を及ぼす「波及効果」を生み出しています。
ワクチンに対する一般的な信頼の低下は、日本における麻疹などの予防可能な病気の再発生と関連していると思います。
3)証拠に基づく政策の弱点
推奨の停止は、科学的証拠に基づいてワクチン政策を策定するための強力なメカニズムの欠如を示していると思います。
日本の政策決定は、客観的なデータに基づいて長期的な利益とリスクを比較検討するのではなく、一時的なメディア主導の世論や社会的な圧力に大きく影響されることが多いと思います。
ワクチンの有効性と安全性を裏付ける国内外の広範な証拠が蓄積されているにもかかわらず、政府は積極的推奨の停止を何年も続け、HPVワクチン接種率は今も低いです。
2022年4月に再開しましたが、2025年9月時点で全体の接種率は26.1%で、2025年5月時点で高校1年生女子の初回接種率は41.9%でした。一方、オーストラリアやイギリス、北欧においては80-90%の接種率です。
この遅れは酷いものです。
その結果、先進国においては、子宮頸がんの罹患数は減少傾向にありますが、日本においては、逆に増加傾向であり30歳代以下の女性に増加しています。
子宮頸がんの死亡数は毎年2,800人から3,000人ですが2000年から2003年生まれは年間4,000人に増加すると予想されています。
これは大阪大学などの研究チームがランセントに示した一日3人の死亡数が増えるという推計から割り出しています。
当院ではワクチン接種を希望されるのは、ほとんどが外国人(中国人、韓国人)で日本人はいません。最近半年は、HPVワクチン接種を希望する人は全くいない状況です。
4)個人の健康リテラシーへの影響
推奨の停止により、情報が積極的に提供されない文化が生まれ、国民は自主的にデータを探す必要があります。
多くの人が当局からの積極的な情報を得られないので、気づかないうちにワクチン接種の最適な時期を逃してしまいます。
私は、厚生労働省に、HPVワクチンの副反応などについて電話で問い合わせたことがありますが、検討中であるという返答でした。役に立ちません。
情報を隠蔽していると思います。
COVID-19の時も隠蔽だらけです。
5)終わりに
国民からの信頼を回復するには、国は、本気で国民が必要としている医療情報を素早く、正確に提供することが望まれます。また、今回の停止で、今後多くの若い女性が癌に苦しみ、命を亡くすと予想されます。
国は、この事実を深く受けとめ、国民の命を守ることに全力で努め、国民が健やかに生活できるようにしてもらいたいです。もっと働いてもらいたいです。
投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL
































