寺尾クリニカブログ
2026年5月 5日 火曜日
マンジャロ(チルゼパチド)の臨床報告 -- 効果・限界・実務上の注意
最近、マンジャロを使用する人が増えてきましたので、色々な情報が出てきています。
そこで、最近の症例から、皆さんに役立つ情報を報告します。
1. 最小使用量(2.5mg)による改善例
HbA1cの劇的低下
薬剤師からの増量提案に対し、患者さん自身の判断で最小使用量(2.5mg)を継続した結果、HbA1cが6.8%(導入時9.6%)まで低下しました。
自律による相乗効果
患者さんは、私の配信記事(note)を読み、自己管理を徹底しているようです。具体的には、通勤時の歩行を増やすなどの努力もしているそうです。ですから低使用量でも十分な減量と血糖改善を達成できるのです。
この患者さんは、マンジャロを増量しないで、自分で食事療法、運動療法を併用することで改善しています。
無理にマンジャロを増やす必要がないということです。
このように治療してゆけば、リバウンドのないと思います。
2. 生理的変化と合併症への対応
食欲と脂肪の減少
「我慢」による制限ではなく、マンジャロにより食欲が低下し、外見上お腹周りの脂肪が減少し、検査をすると中性脂肪の数値の改善が判明し、患者さんは満足しています。
制限下の挑戦
腰椎椎間板ヘルニアのために運動が困難な肥満患者さんは、マンジャロにより自然に減量したので、「痩せなければならない」という精神的ストレスが無くなり喜んでいました。
この患者さんはヘルニアがあるために運動が出来ないので、悩んでいましたが、マンジャロのことを私が勧めました。
直ぐに注射を開始しました。食欲が減り、おなかの脂肪がへり、さらにストレスもなくなり、睡眠もとれるようになりました。
暫く、このまま観察をしたいと思います。
3. マンジャロの限界とリスク(デバイスの不良品)への対応
本剤は、すべての患者さんを満足させる魔法の薬ではありません。医療には必ず「限界」と「リスク」が存在します。
効果の個人差と断念
導入を決断した100kg超の患者さんがいる一方で、初回投与後に強い嘔吐が現れ、継続を断念せざるを得ない事例もありました。残念ながら、マンジャロはすべての患者さんに適応するわけではありません。
当院で、これほど、吐いたのはこの方だけでした。もともとこの方は、胃が弱かったと言っていました。
この方には申し訳なかったですが、今後に生かしたいと思います。
デバイスの不良品(初報告)
「デバイス(注入器)が壊れていた(不良品)」という事例が初めて報告されました。精密機器である以上、初期不良のリスクはゼロではありません。
実務上の危機管理
不具合が生じた際、患者が独断せず「薬局に相談に行く」という適切な行動をとったことは、安全に薬物療法を維持する上で極めて重要です。
患者さんにも、こうしたトラブルへの「自律」した対応が求められます。
デバイスに関しては、これまで、色々なデバイスを使用してきましたが、不備が出たのは残念です。
こればかりは、私が確かめるわけにはいかないので、薬局に相談するのが正解でした。
まとめ
マンジャロを使用する患者さんが最近増加しています。今後、それに伴い予期せぬことや文献には記載していないような情報が得られると思います。
今後もみなさんに役立つ医療情報をお伝えしますので、ご期待ください。
そこで、最近の症例から、皆さんに役立つ情報を報告します。
1. 最小使用量(2.5mg)による改善例
HbA1cの劇的低下
薬剤師からの増量提案に対し、患者さん自身の判断で最小使用量(2.5mg)を継続した結果、HbA1cが6.8%(導入時9.6%)まで低下しました。
自律による相乗効果
患者さんは、私の配信記事(note)を読み、自己管理を徹底しているようです。具体的には、通勤時の歩行を増やすなどの努力もしているそうです。ですから低使用量でも十分な減量と血糖改善を達成できるのです。
この患者さんは、マンジャロを増量しないで、自分で食事療法、運動療法を併用することで改善しています。
無理にマンジャロを増やす必要がないということです。
このように治療してゆけば、リバウンドのないと思います。
2. 生理的変化と合併症への対応
食欲と脂肪の減少
「我慢」による制限ではなく、マンジャロにより食欲が低下し、外見上お腹周りの脂肪が減少し、検査をすると中性脂肪の数値の改善が判明し、患者さんは満足しています。
制限下の挑戦
腰椎椎間板ヘルニアのために運動が困難な肥満患者さんは、マンジャロにより自然に減量したので、「痩せなければならない」という精神的ストレスが無くなり喜んでいました。
この患者さんはヘルニアがあるために運動が出来ないので、悩んでいましたが、マンジャロのことを私が勧めました。
直ぐに注射を開始しました。食欲が減り、おなかの脂肪がへり、さらにストレスもなくなり、睡眠もとれるようになりました。
暫く、このまま観察をしたいと思います。
3. マンジャロの限界とリスク(デバイスの不良品)への対応
本剤は、すべての患者さんを満足させる魔法の薬ではありません。医療には必ず「限界」と「リスク」が存在します。
効果の個人差と断念
導入を決断した100kg超の患者さんがいる一方で、初回投与後に強い嘔吐が現れ、継続を断念せざるを得ない事例もありました。残念ながら、マンジャロはすべての患者さんに適応するわけではありません。
当院で、これほど、吐いたのはこの方だけでした。もともとこの方は、胃が弱かったと言っていました。
この方には申し訳なかったですが、今後に生かしたいと思います。
デバイスの不良品(初報告)
「デバイス(注入器)が壊れていた(不良品)」という事例が初めて報告されました。精密機器である以上、初期不良のリスクはゼロではありません。
実務上の危機管理
不具合が生じた際、患者が独断せず「薬局に相談に行く」という適切な行動をとったことは、安全に薬物療法を維持する上で極めて重要です。
患者さんにも、こうしたトラブルへの「自律」した対応が求められます。
デバイスに関しては、これまで、色々なデバイスを使用してきましたが、不備が出たのは残念です。
こればかりは、私が確かめるわけにはいかないので、薬局に相談するのが正解でした。
まとめ
マンジャロを使用する患者さんが最近増加しています。今後、それに伴い予期せぬことや文献には記載していないような情報が得られると思います。
今後もみなさんに役立つ医療情報をお伝えしますので、ご期待ください。
投稿者 寺尾クリニカ
































