寺尾クリニカブログ

2025年12月29日 月曜日

年末年始の診療について

今年もあとわずかですね
年末年始の診察について
12月31日から1月4日まで休診とさせていただきます。
本日も、インフルエンザの患者さんが来院しました。
これからはコロナ感染の増えるとおもいますので、
十分体調管理にはきおつけてください。
よいお年をお迎えください。
             寺尾クリニカ 寺尾一郎

投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月21日 日曜日

生存率を変える膵臓がん「5つの意外な前兆」と見落としがちなリスク

先日、私の患者さんがすい臓がんになりました。

私はこの患者さんを心臓病と高血圧症で治療していました。
糖尿病に関しては、近くの国立病院で専門医が治療していました。
私も心配であり、血液検査で血糖とHbA1cを経時的に観察していました。
今年になりこの値が治療しているにも関わらず、悪化しているので、国立病院の医師に連絡したところ直ぐ入院になりました。
2日前に患者さんから電話があり、すい臓がんが見つかり今月に手術をすることになりました。
私は、驚きと怒りを感じました。
専門医でありながら病状が悪化しているのに放置している許せなかったです。もっと早く対応してほしかったです。
そこで、すい臓がんについて皆さんにわかってもらいたくブログに書きました。

「見つかった時には手遅れ」。 そんな絶望的なイメージが強い膵臓がんですが、「意外なサイン」を発信していることが近年の研究で分かってきました。
「サイレントキラー」の正体を見破り、早期発見のチャンスを逃さないための5つ事をお伝えします。
1. 「糖尿病」は原因ではなく、がんの"結果"かもしれない
通常、糖尿病はがんのリスク因子と言われますが、実は逆のパターンがあります。膵臓がんそのものが糖尿病を引き起こすケースです。 これは腫瘍が膵臓を物理的に傷つけることで発症します。
2. 50歳を過ぎての「突然の糖尿病」は最大の警告
もし50歳を過ぎてから、家族歴も肥満もないのに突然糖尿病と診断されたら注意が必要です。 50歳以上の新規発症者は、3年以内に膵臓がんと診断されるリスクが6〜8倍に跳ね上がります。
3. リスクは「足し算」ではなく「掛け算」で増える
日本膵臓学会のガイドラインが示すリスクの数値は衝撃的です。
喫煙: 2〜3倍
糖尿病:2倍
過度の飲酒:3倍
慢性膵炎: 4〜8倍
家族歴: 13倍
遺伝性膵炎: 53倍                         
これらが重なっている場合、リスクは指数関数的に高まります。    
4. 「20歳の時の体型」が数十年後のリスクを決める
驚くべきことに、若年期の健康状態が将来に影を落とします。日本の研究では、20歳時点で肥満(BMI30以上)だった男性は、将来の膵臓がんリスクが3.5倍になることが判明しました。がんは、私たちが思うよりもずっと前から準備を始めているのかもしれません。
5. 「血液検査の結果が正常」でも安心できないワケ
よく使われる腫瘍マーカー(CA19-9)ですが、実は早期発見には不向きです。
良性の病気でも数値が上がる。
日本人の約5%は、遺伝的にこの数値が上がらない。 ある調査では、膵臓がんが見つかった患者の全員が「検査値は正常」だった例もあります。
数値だけに頼らず、複数の症状や変化を総合的に見ることが不可欠です。

まとめ:その「違和感」を放置しないでください。
膵臓がんは、決して「無症状」ではありません。
「50歳を過ぎての血糖値上昇」「急激な体重減少」「背中の違和感」。 これらが重なったとき、医学の進化により、高リスク群を特定する精度は確実に上がっています。
まずは「知ること」から、自分の体への向き合い方を変えてみませんか?

投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月20日 土曜日

最近のスマホに対する知見

##1. 脳の「物理的な変化」:スマホ認知症の進行
• 脳が常にスマホから答えを即座に得ることに慣れると、前頭前野の血流が低下し、情報を深く処理しなくなる「脳のサボり」が常態化します。
•  30代〜40代でも「昨日の食事が思い出せない」「漢字が書けない」といった、認知症に似た症状(認知失敗)が増加しており、これが「一時的な疲労」ではなく「脳の機能低下」です。

##2. 「スマホをそばに置くだけ」で認知能力が下がる
最新の研究では驚くべきことが証明されました。スマホを使っていなくても、視界に入っているだけ(あるいはポケットにあるだけ)で集中力が低下することが、より詳細に証明されています。
脳は「通知が来るかもしれない」「スマホがある」ということを無意識に監視し続けるため、現在取り組んでいるタスクに割ける脳の容量が減少します(ブレイン・ドレイン現象)。

##3. 年齢による「正反対の効果」
2025年に発表されたNature関連の研究などでは、スマホ使用の影響が年代によって全く異なるという興味深い結果が出ています。
• 若年層(10代〜20代): 過度なSNS使用(特に受動的なスクロール)は、抑うつや社会的引きこもりのリスクを1.6倍に高めることが統計的に確認されています。
• 高齢層(50代以上): 意外なことに、スマホやインターネットの適度な利用は、認知機能の低下を約58%抑制するという結果が出ています。情報を能動的に探したり、誰かと交流したりすることが、脳への良い刺激になるためです。

【結論】最新の対策:キーワードは「能動的」か「受動的」か
最新の研究が教えてくれるのは、「スマホを捨てること」ではなく「主導権を取り戻すこと」です。 あなたは今日、スマホに「使われて」いませんか?それとも「使いこなして」いますか?
最近のスマホに対する知見
##1. 脳の「物理的な変化」:スマホ認知症の進行
• 脳が常にスマホから答えを即座に得ることに慣れると、前頭前野の血流が低下し、情報を深く処理しなくなる「脳のサボり」が常態化します。
•  30代〜40代でも「昨日の食事が思い出せない」「漢字が書けない」といった、認知症に似た症状(認知失敗)が増加しており、これが「一時的な疲労」ではなく「脳の機能低下」です 。

##2. 「スマホをそばに置くだけ」で認知能力が下がる
最新の研究では驚くべきことが証明されました。スマホを使っていなくても、視界に入っているだけ(あるいはポケットにあるだけ)で集中力が低下することが、より詳細に証明されています。
脳は「通知が来るかもしれない」「スマホがある」ということを無意識に監視し続けるため、現在取り組んでいるタスクに割ける脳の容量が減少します(ブレイン・ドレイン現象)。

##3. 年齢による「正反対の効果」
2025年に発表されたNature関連の研究などでは、スマホ使用の影響が年代によって全く異なるという興味深い結果が出ています。
• 若年層(10代〜20代): 過度なSNS使用(特に受動的なスクロール)は、抑うつや社会的引きこもりのリスクを1.6倍に高めることが統計的に確認されています。
• 高齢層(50代以上): 意外なことに、スマホやインターネットの適度な利用は、認知機能の低下を約58%抑制するという結果が出ています。情報を能動的に探したり、誰かと交流したりすることが、脳への良い刺激になるためです。

【結論】最新の対策:キーワードは「能動的」か「受動的」か
最新の研究が教えてくれるのは、「スマホを捨てること」ではなく「主導権を取り戻すこと」です。
あなたは今日、スマホに「使われて」いませんか?それとも「使いこなして」いますか?

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2025年12月14日 日曜日

認知症と脳萎縮の関係性(認知症の予防は生活習慣の改善と脳の活性化)

1. アルツハイマー病における明確な関連
認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症(AD)においては、脳の萎縮は非常に特徴的で重要な所見です。
特に海馬(かいば)の萎縮: ADでは、記憶を司る海馬と呼ばれる部位が、病気の初期段階から特に強く萎縮することがMRIで確認されます。

2. 加齢による萎縮と認知症の非明確性
問題が複雑になるのは、脳の萎縮は加齢に伴い誰にでも起こる自然な現象でもあるという点です。
• 萎縮があっても認知機能が正常なケース: 軽度から中等度の脳萎縮が見られても、日常生活に支障をきたすほどの認知機能障害(すなわち「認知症」)に至っていない人は多くいます。
• 脳の予備力(認知予備力): 教育年数が長い、脳を活発に使っている、健康的な生活習慣を送っているなど、認知予備力が高い人は、脳の萎縮が進行していても認知機能が保たれやすいことが研究で示されています。

結論
高齢になっても、脳を活性化にし、適度な運動を行い、十分な睡眠をとり、バランスの良い食事をし、健康を保つことが認知症の予防に繋がります。
不明なことがある方はご連絡下さい。生活習慣が乱れている方も生活習慣を改善すれば、認知症は予防できますよ。

投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

2025年12月11日 木曜日

体調の悪化は、環境に合わないサインです、障害者枠での不当労働に悩む方のとるべき行動

 最近、外来に糖尿病の患者さんが再診で来院されました。随分前から糖尿病の治療をしていますが、体重が減らず、血糖値、HbA1cが増加してますので食事指導を行いました。
お話を聴くとストレスを解消するために、我慢できずに過食するようでした。この患者さんは精神的な疾患があり障害者手帳があり、障害者枠で仕事をしています。
さらにお話を聞くとと、障害者枠なのに、一般の人と同等あるいはそれ以上の仕事をさせられでいることがストレスになり、つい過食になるということでした。
暫くして、パニック状態になり、興奮して大きな声で泣き始めました。
その時は他の患者さんが居なかったので良かったのですが、ここまでストレスが蓄積されていたのかと感じました。
私が、精神科の主治医ではないので、内科の医師としてなにができるか考え、いろいろ調べたところハロ-ワ-クに相談するのが一番であると考え、翌日ご本人にその旨を電話で伝えました。
今回のような事はあまり表に出てこないで、もみ消されているのではないかと思います。
そこで、弱い立場にある障害者の方がどのように対応すれば良いのかを示しますので、参考にして下さい。
まず、決してご自分を責めないで、我慢しないで、冷静に行動することです。
次に、ご自分のストレスになる要因を客観的に記録しておくことです。いつ、とこで、どのような業務で、その時精神的にどうであったのかなどを記録しておくと良いと思います。
そして、雇用条件との違いがあるかどうかを再認識する必要があります。
さらに、ハローワーク、地域障害者職業センタ-、主治医、労働基準監督署などに協力してもらい、業務内容の改善を要望することが出来ます。
このような手順で業務内容の改善を行うことで、ストレスが軽減し、それに伴い生活習慣が改善し、心身共に健康になり、自分らしい人生を送れると考えます。
不当な労働に悩まれている障害者のみなさん、泣き寝入りせず、悩まず、専門の人の力を借りて、ご自分の権利を確かなものにして健康を取り戻しましょう。


投稿者 寺尾クリニカ | 記事URL

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